猫の保護に絞っている理由
私たちが猫の保護に絞っている理由
私たちは猫の保護・譲渡活動をメインとしています。
なぜ猫だけなのかという理由はいくつかありますが、大きな理由のひとつとして「猫は繁殖力が強く、すごいスピードで増え続けてしまう」からです。
保護・引取後、早目に去勢(不妊)手術を施さなければ、すぐに2倍にも4倍にも増えていきます。
圧倒的に多い仔猫の殺処分数
この表は、犬・猫の引取り状況です。
「動物愛護管理行政事務提要(平成29年度版)」より
10年間でどれだけ変化しているのか、赤線を引いてみました。
保護団体などの活動のおかげで数字は減ってきていますが、根本的に変えていくには、人々の動物に対する意識を大きく変えていく必要があります。
こちらの「表は、犬・猫の引取り数の内訳です。
猫の幼齢殺処分数は29,654匹で、猫殺処分数全体の65%を占めています。
特徴的な数字を赤丸で囲みましたが、幼齢とは「主に離乳していない個体を示す」と書かれていますから、殺処分数が減ってきているとはいえ、まだお乳を飲んでいる生まれて間もない仔猫がこれだけ殺処分されているのが現状です。
放っておくと、犬よりも圧倒的な速さで増えるのが猫の特徴です。
私たちが猫に特化して保護・譲渡活動している理由のひとつは、その繁殖力ゆえに殺されなくてもいい子を増やさないように、そして人間とうまく共存できるようにということですが、余力が出来次第他の動物や規模を広げていけたらと考えています。